夢のホームエレベーター

こんにちわ(^^)/

今、自宅(団地)に後付けでエレベーターを付ける工事をしています。

大きな穴が掘られ、中にたくさんの管や鉄筋などが組み込まれています。

完成にはまだまだ時間がかかりそうですが、エレベーターの仕組みを知ることができて大変興味深いです。

最近は一軒家の住宅にもエレベーターを設置するケースが増えているそうです。

例えば、2階以上の家で車椅子を利用する家族がいる方やご年配の方で階段の上り下りが辛い方、また将来に備えて設置しておきたい、など様々な目的で設置されています。

そこで今回はホームエレベーターについてのお話です。

目次

エレベーターの基本構造

エレベーターは3つの構造で作られています。

  • 昇降路(エレベーターシャフト):エレベーターが走行する上下方向の空間
  • カゴ:人や荷物を載せるための部屋
  • 機械室:エレベーターを動かすポンプやロープの巻き上げ機を設置する場所

自宅に設置する際は、エレベーターのカゴを動かす仕組み(駆動方式)とカゴの大きさから種類を選びます。

駆動方式には、

・ロープ式
・油圧式 

があります。

それぞれメリット・デメリットがありますが最近の技術の発展により、デメリットは解消されつつあり、使い心地の面など優劣をつけにくいため、メーカーの担当者と相談の上、決めるとよいでしょう。

設置目的とスペースに応じて選ぶ

設置目的と設置スペースが明確になれば、ホームエレベーターを選びやすくなります。

例えば…

・大型の車椅子を利用しているなら、奥行きが深い三人乗り用を
・狭小地の新築で、スペースに余裕がないときは、コンパクトサイズを

といった風に選ぶことができます。

価格

ホームエレベーターの価格は、定員とサイズで決まります。

そのため、定員数が多く、サイズが大きくなる程、価格も高くなります。

2人乗りタイプで、300~400万円
3人乗りコンパクトタイプは、400~450万円
3人乗りゆったりタイプは、450~500万円となります。
※あくまで目安です。正確な価格は各メーカーにご確認ください。

また、オプションをつけると更に値段が上がります。

オプションには、安全性や快適性を高める機能として追加します。

例えば、非接触センサーによる挟まれ防止機能を追加することで小さなお子様やペットが挟まれないように安全性を高めることができます。

ランニングコスト

ホームエレベーターを使用するにあたっての毎年かかる費用です。

サイズなどにより変わりますが、

電気代:年間1~2万円
メンテナンス契約:年間4~7万円
固定資産税の増額分:年間2万円
年間合計で7~11万円程度かかります。
※あくまで目安です。

ホームエレベーターの所有者には建築基準法により、維持保全する義務があります。

耐用年数の目安は約20年で、この期間安全に利用いただくためには定期的な点検とメンテナンスを受けましょう。

ホームエレベーターを導入して後悔しないために

ホームエレベーターを設置したけどあまり使わなくて後悔した…

なんていうことにならないために、ホームエレベーターは、階段や玄関の近くなど自然と使いたくなるような動線を考えて配置するとよいでしょう。

また、エレベーターの音がうるさくて使えない…

家族の生活リズムが違うと、安易に使うことができないなんてことも。

とはいえ、エレベーターの稼働音は50デシベル程度。

エアコンや換気扇を稼働した程度の音です。

それでも気になるのであれば、静かに動かす機能を備えたエレベーターにしたり、寝室から離れた位置に配置するとよいでしょう。

将来のために設置したが、いざ使う時期になったら使用できなかった、なんてこともあります。

前述のとおり、ホームエレベーターの寿命は約20年です。

メンテナンスもせずに放置しておけば、いざというときに使えません。

老後のために設置するなら、ホームエレベーターの寿命を考慮して、将来、設置しやすい間取りにしておき、使う時にリフォームする方が安全にホームエレベーターを使用することができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

導入費や維持費がかかりますが、上下階を行き来するのに困難な方には手放しで喜ばれることでしょう。

将来を考えて設置を希望する方は、なるべくならその「将来」に設置する方が安全に利用できそうです。

今はそれほど多くはないホームエレベーターですがたくさんの家庭で当たり前になるといいですね。

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