室内の印象が変わる!階段の基礎知識

こんにちは(^^)ノシ

上下階を繋ぐ大事な階段。

実は階段と間取りの関係はとても深く、どこにつけるかで動線や室内の印象が大きく変わります。

そこで今回は、階段の形状と外観デザインについての話です。

目次

階段の形状

直階段

まっすぐに上り下りができるストレートタイプの階段です。

シンプルな形のため上り下りがしやすく、コストを抑えることができます。

デメリットとして、直線のためバランスを崩したり足を踏み外したりすると一番下まで転がり落ちる危険性があります。

そのため、掴みやすい位置に手すりを設けたり、途中で踊り場を設けることで、安心して上り下りができるようになります。

かね折れ階段

段の途中で90度に折れ曲がるL字型の階段です。

限られた面積でも設置しやすく、曲り部分に踊り場があるので、一番下まで転がり落ちていく危険性を抑えることができます。

デメリットとして、途中で降り曲る分、直階段よりスペースが必要で、設備費用や設置コストもやや高くなります。

折り返し階段


段の途中、踊り場を挟んで180度方向を変える、U字に折り返す階段です。

直階段と比べて、安全性が高くなるため、

小さなお子様やお年寄りのいる家庭におすすめです。

また直階段と比べて段数が増えるため、勾配が緩やかになります。

デメリットとして空間を十分に確保する必要があり、設置コストも高くなります。

回り階段

かね折れ階段や折り返し階段の踊り場部分に段を設けた階段です。

デメリットとして階段の内側の幅が狭くなり、足を踏み外しやすいため小さなお子さんや高齢者が上り下りする場合は、手すりを追加すると安全性が高まります。

らせん階段

らせん状に回りながら上り下りする階段ヨーロッパでは古くから多用されてきました。

美しい曲線と存在感のあるデザインが特徴です。

全体は円柱状となるため、比較的省スペースで設置することができます。

デメリットとして、支柱を中心にらせんを描く仕組みによって踏板は支柱に向かって面積が狭くなります。

そのため内側によって昇降すると非常に危険なので小さなお子様やお年寄りが利用する際には気を付ける必要があります。

また、大きな荷物をもって上り下りすることが難しい場合もあります。

階段の外観デザイン

箱型階段

踏板と蹴込板によって箱を積み重ねたように見える階段です。

比較的低コストで設置が可能なため、一般住宅で多く取り入れられます。

階段下に、収納スペースやトイレを配置することができるため、実用性が高い階段になります。

オープン階段

蹴込板のない階段。スケルトン階段とも言われます。

視線が階段の奥へ抜けるため、圧迫感がなく、光や風も遮らないため、明るく開放的なおしゃれな空間を演出できます。

デメリットとして、蹴込板が無いぶん、隙間から物や小さなお子様が落下する危険性があります。

お子様が小さいうちは落下防止ネットの設置をするなどの工夫が必要です。

ひな壇階段

ステップの側面を露出させ、横から見たときにひな壇のようにみえる階段です。

側面の壁がないため、窓際やリビングに設置しても明るく広々とした空間を演出できます。

デメリットとして、一般的な階段に比べて階段のスペースが広くなるので、空調が効きにくくなってしまうことがあるので、階段箇所にカーテンなどの仕切りを設けることで冷暖房効率を下げにくくなります。

片持ち階段

踏板を片側だけ固定させた階段です。

はね出し階段、キャンチレバー階段とも。

宙に浮いているような美しいデザインが特徴です。

デメリットとして、片側だけの固定のため、補強が必要となり、施工費も高くなります。

安全性を維持するためには適切な設計が求められます。

手すりを付けると安全性が高くなります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

階段の形状×外観デザインの組み合わせで、様々な階段ができそうです。

自宅に階段を設置する場合、どの階段が家族に安心なのかどのデザインだと家の雰囲気に合うのか、満足のいく家づくりの参考になれば幸いです。

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